都市内を流れる都市下水路の中には、市民に潤いを与え、良好な水辺景観を形成しているものが少なく、住民のニーズとしても、良好な水辺景観の創造と親水性の増進が強く望まれている状態である。
福岡県大川市においては、溝渠や在来水路などを含めた地区全域の総合的な雨水排除計画を想定し、都市下水路としての役割を明らかにすることにより、効率的な整備を図った。
事業施策としては、都市下水路計画区域の中で親水性が要望されている地区を、モデル事業地区と位置づけ『下水道景観モデル事業(ウォータースクウェアプラン)』により、より親水性な構造とするとともに、水路付近の緑化のための植裁及び遊歩道の設置などを行った。
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